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  • 執筆者の写真mujigae

ヘイトスピーチは身近に


(우리는 이미 함께 살고 있다/私たちはもうすでに一緒に生きている)



現在、相模原市に暮らしているのですが、実は相模原市ではヘイトスピーチがたびたび行われています。


私が初めてヘイトスピーチに触れたのは2019年のこと。春頃だったでしょうか。

まだ生まれたばかりの我が子を抱きながらバスに乗っていたのですが、なかなかバスは動かず……。

しばらくすると、遠くに隊列を組んでいるのが見えました。でも、その時は言っていることまでは分からない状況でした。

結局20分ほどバスは足止めをくらい、家に帰ってTwitterを検索。(買い物袋で両手塞がれていたので……やっと)

相模大野駅周辺で比較的規模の大きなヘイトスピーチのデモが行われていたことを知ったのです。


私はここ10年ほどを神奈川県で過ごしてきました。

ヘイトスピーチ条例のある川崎市にも暮らしていたのですが、当時は中原区に暮らしていたので、あまりヘイトスピーチにはピンときていませんでした。

長らく韓国語も勉強していますが、正直、新大久保などに行くことはほとんどなく。

テレビでヘイトスピーチのニュースを見るくらいでした。

2015年頃からは3年ほどテレビのない暮らしをしていたため、世の中のことにもかなり疎かったです。


そんな状況で相模原市に引っ越してきて、ヘイトスピーチが身近にあることを知りました。


今年の7月、相模大野駅前でヘイト街宣が行われました。

たびたび相模大野ではヘイトスピーチが行われていたのですが、子ども連れではなかなか行くことができず、初めてその現場を目撃することができたのです。


カウンターというにはあまりに心許ない状況でしたが、それでも「その場にいることに意味がある」ということで、私はその場に1時間、またはそれ以上いたかもしれません。立ち続けました。撮影した写真をSNSにアップすることもしました。


途中、神奈川新聞の記者さんに声をかけられてお話をしました。(その時のコメントは新聞にも取り上げられました)




相模原市では、このようなヘイト街宣が行われていることから、ヘイト規制のための条例制定の声が上がっています。ただ、一部の市民グループ(相模原を○○会)が「日本人が差別される」など、ヘイトクライムを助長する発言を続け、署名活動まで行う事態に至っています。


私はたびたび市長に対してメールを送るなどしているのですが、なかなか及び腰で条例制定の声が届きません。


先日の11月14日にも、相模大野駅前でヘイトスピーチが行われました。

先日の街宣には私は抗議に赴くことはできなかったのですが、こうして活動がたびたび続けられるとなると、私ももっとヘイトスピーチへの抗議を示していかなければと思います。



ちょうどコロナウイルスの感染が拡大し始めていた頃、私は子どもを連れて古淵のイトーヨーカドーへ買い物へ行きました。

エスカレーターを待っていると、後方に親子がやってきました。

すると、父親が言うのです。

「あいつらは汚いから、黒いマスクをつけるんだよ。何日つけてても汚れが目立たないだろ」

すると中学生くらいの息子が「え?」と言いながら、ふーんとうなずいたのです。

子どもがいなければ一発反論するところでしたが、相手が男性と言うこともあり、ベビーカーを押していたため、その時は黙ってしまいました。そのことが私は1年以上経った今も悔しくてたまりません。


ヘイトスピーチは身近なところにあります。

人の多くは、無意識中に差別を行います。

どうか誰も差別されない世の中を作るためにも、その無意識のヘイトに気づいてほしいなと思います。

相模原市は間違いなくヘイトのある街です。

そのヘイトスピーチをどうするのか、醸成するのか、根絶やしにするのか、どちらがいいのか。

もっと市民には考えてほしいと思います。

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