みなさんはフードドライブやフードバンクって知っていますか?
最近では女性の貧困が叫ばれていますが、ひとり親家庭の家庭の貧困化・孤立化も深刻になっています。コロナによって子供が預けられず仕事を失ったり、
フードドライブはひとり親に関わらず貧困家庭や福祉施設などへ食材を届ける事業です。最近では食材を寄付するボックスなどが置かれ、そこへ購入した食材、手元に余っているなどを寄付できるようになっています。
いただきものだけれど食べきれないから、食在庫に入りきらないからという理由で寄付される人も多いです。私もいただき物のお菓子や食材、在庫を間違えて2つ買ってしまったものなどを寄付したりしています。
ボックスの中には今買ったばかりの食材なども入っていることがあり(お店の袋のまま)、純粋に金銭ではなく食材で寄付しようと考える人も少なくないようです。
寄付する食材はなんでもOK、ではありません
もちろん、人へと手渡されるものなので、ちょっとしたルールもあります。例えば、賞味期限まで2ヶ月以上あるとか、破損や汚れがないとか、開封されていないとかです。
(↑相模原市のフードドライブ事業から引用しました)
それからお酒などのアルコール類は、扱っていないケースもあるとか。地域性にも違いがあると思うので、寄付される場合は事前にチェックするといいでしょう。
神奈川県相模原市で寄付できるのは以下の場所です。
8月と3月など、長期休みの時期に関しては寄付ボックスの設置場所が増えます。普段は遠くて寄付に行けない人でも、すぐ近くのお店で寄付できるようになるのでチェックしてみてください。私の場合はユーコープさんのボックスを利用しています。
フードバンクが果たす役割は他にも
私はNPOグッドネーバーズに定期的に寄付をしています(かなり少額ですが)
同団体でもフードバンク事業を行っているのですが、実はフードバンクは孤立するひとり親家庭と社会をつなげる役割も担っているのだとか。
コロナ禍においてコミュニティが分断されることも増えていますが、悩み事を抱えがちなひとり親家庭にとっては、フードバンクを利用する際に名前を聞かれることだけでも「私を知ってくれている」「つながりを感じる」「生きててもいいんだ」と思え、日々を生きる力になっているそうなのです。
基本的に子ども食堂やフードドライブがなくても生きていけることが理想だと思います。国はこれらの慈善的な事業に頼らず、もっと福祉を充実させてほしいです。ただ、コミュニティとしての必要性は今後はもっと高まる気もしています。
誰でも一時的に貧困に陥る可能性があるからこそ、フードバンク・フードドライブを普段から身近に感じておくのは大切かもしれません。余裕があるときは食品を寄付し、もし、生活が大変になったその時は遠慮なく気軽に利用できるようになるといいですね。
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