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  • 執筆者の写真mujigae

WEB上で虐待を発見したら

突然ですが、私は自閉症の弟を持つきょうだい児です。



一般的には障がい者が虐められてしまう話をよく聞くのですが、実はきょうだい児も虐待されやすいという話を聞いて、胸を痛めていました。


きょうだい児はヤングケアラーとして家族を支えているケースも多いのですが、その上、虐待されるなんて……ひどい話です。



先日知ったのは、ダウン症の息子を持つ親が、定型発達の姉を虐待しているというケース。


この親というのがブログに虐待していることを書いていました。(暴力を振るっていることは記載されていますが、親自身は虐待を認めていません)


ダウン症の子は朗らかで周りの人間にも好かれるというのはよく聞く話ですね。「それに比べてお前は可愛くない!」というのが、その親がお姉ちゃんを殴る理由だそうです。


いやいや、子どもは親の操り人形じゃないんだぞと、思うわけですが……。


いざ、通報

さて、「これは虐待かも」と思ったら、見て見ぬ振りはしてはいけません。

通報の必要があります。


近所で虐待を目撃したのであれば、地域の児童相談所に連絡すればいいのですが、今回発見したのはWEB上のブログ。


どうやって判断したらいいのかわからず、今回は専門団体に頼ることにしました。


まず連絡したのは「日本子どもの虐待防止民間ネットワーク」でした。


こちらは虐待通報したり、家庭を調査するといった機関ではないので、あくまで相談する目的で連絡しました。


住所を特定できないと児相に通報できない

一般的に、虐待通報はその地域の児相に通報するのですが、ブログを書いている親がどこに住んでいるのかは分かりません。


相談した団体によると、被害者や加害者の住所がわからない場合は、以下の3つの方法で通報することができるということでした。



・インターネットホットラインセンター


・セーファーインターネット協会


・匿名通報ダイヤルWEB通報フォーム


私はブログのURLを貼り付けて通報しました。



ちなみに、住所がわかる場合は24時間対応の全国児童相談所共通ダイヤル189(通話無料)から通報することができます。


現在、しつけを目的に殴ったり、体罰を与えたり、脅したりすることは虐待としても認められています。

昔は当たり前だったことが、今では当たり前ではありません。


「もしかして……」と、思ったら、ぜひ、相談などしてみてください。

そして、通報しても身元はバレません。

虐待でなければ「あぁ、よかった」で終わることです。

一人でも多くの子どもの命が救われますように。私はそう願い、通報します。

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